2012...

2011

帝人
オランダの工場に高機能素材の生産設備を新設

帝人株式会社(本社=大阪市中央区)のアラミド繊維事業グループはこれまで、ポリエチレンの中でも最高機能グレードとされる超高分子量ポリエチレンを原料とする製品開発を進めてきたが、これを事業化する。すでにオランダと山口県岩国市のグループ会社内にパイロット・プラントを有し、超高分子量ポリエチレンの市場開拓も進められている。

このたびの事業化に伴って、オランダ・エメン(Emmen)市にあるテイジン・アラミドB.V.(Teijin Aramid BV)(本社=オランダ・アーネム市)の工場に新たに生産設備を建設する。2011年後半から商業生産を開始する予定。さらに、その後の市場の状況に応じて、設備増強や新工場建設を検討することとしており、2015年には超高分子量ポリエチレンのターゲット用途で15〜20%のシェア獲得を目指すとしている。

超高分子量ポリエチレンは、エンジニアリング・プラスチックスの一種で、非常に高い耐衝撃性と強度を持ち、耐切創性、耐摩耗性、耐薬品性にも優れている。繊維やテープなどの形状で使用できるため、強化プラスチックはじめ、防護・防弾・防刃製品、ロープ、ネット、医療分野など、幅広い用途への展開が可能。

帝人グループとしてすでにグローバルに展開しているパラ系アラミド繊維「トワロン 」「テクノーラ 」、メタ系アラミド繊維「コーネックス 」、炭素繊維「テナックス 」の高機能繊維3種に加え、超高分子量ポリエチレン製品を持つことで、高機能素材のポートフォリオをさらに拡大し、優位な市場ポジションを確立するとしている。

 

出所:Teijin Ltd
http://www.teijin.co.jp/
(2010/11)