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新大使、着任

ラーディンク・ファン・フォレンホーヴェン( Radinck van Vollenhoven)大使の2015年12月の退任に伴う人事で、後任大使としてアルト・ヤコビ(Aart Jacobi)氏が2016年1月任命され、駐日本特命全権大使として着任した。

 ヤコビ氏は、京都大学で法律を学び、ライデン大学の日本学科で博士号を取得。既婚、一男一女。今回の駐日大使就任で、実に4度目の日本となる。最初は1978年に学生として。その後、オランダ外務省に入省した。日本への初赴任は1991年から1995年まで商務担当オフィサーとして、その後2001年から2005年まで経済部長として赴任。そして今回が3度目。 ヤコビ氏の前職は駐中国特命全権大使。この間、中国の人々や生活、経済に深く触れ、また中国に進出した日本企業や日本人企業家にも会う機会があった。NFIA(オランダ経済省企業誘致局) は中国でも4ヵ所にオフィスをおいて活動しているため、企業買収の場合もあったという。

 着任後1ヵ月で、新大使は積極的にオランダに進出した日本企業数社を訪問し、オランダで果たしている重要な役割についても認識している。実際、オランダ商工会議所(KvK)の商業登記簿に登録の日本企業は750社以上、3万7,000人の直接雇用を生み出しており、日本企業のオランダへの投資額は、EU外の国としては米国に次いで第2位となっている。

―日本企業訪問の感想は?
 「経営でも技術でも最先端に達しているその上で、それぞれの拠点の地域社会に活発に参画し、社会貢献に大変熱心に責任を果たしておられます。ほかの企業の手本となるような面が多くあります。」

―欧州の今後についてはどのようにお考えですか?
 「ヨーロッパは世界最大で、もっとも繁栄し開発の進んだ市場ですから、近い将来に目覚しい成長を見せるとは期待していませんが、かといって減退するとも思いません。深度を持つ富に支えられた堅調な市場が、世界経済の安定要因として機能できると思います。」

―日本企業の皆様へのメッセージ
 「オランダはこれまでも、そしてこれからも、外国投資、直接進出の先として魅力的です。オランダの地理的立地は確かに貴重な財産ですが、もっと大事なのはオランダが有するさまざまな特別な専門性でしょう。オランダはEU全地域のための物流センターであり、ハイテク農業の世界的リーダーであり、どの国よりも多く租税条約を締結し、そのうえマルチリンガルで有能な人材と労働力を多く擁しています。多くの日本企業が、オランダで事業を行うことで高収益とポジティブな経験を得ていることは、したがって、驚くことではありません。もっと多くの日本企業がオランダで事業を始めていただくように説明を尽くすことであり、NFIA(オランダ経済省企業誘致局)を通して、すべての進出企業、進出をご検討の企業に対してあらゆる情報を惜しみなく提供したいと思います。」


(2016/1)