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2015 出島オランダ賞
オムロンと大森機械が受賞

第5回「2015出島オランダ賞」の受賞者が、2015年12月11日、蘭日貿易連盟(Dutch & Japanese Trade Federation=DUJAT)のDecember Dinner会場(於オランダ・アムステルダム)にて発表された。

 新規部門には大森ヨーロッパ(Omori Europe B.V.)が、永年部門にはオムロンヨーロッパ(Omron Europe B.V.)がそれぞれ選ばれた。授賞式には、辻駐蘭日本大使(当時)、マンテルDUJAT会長、ファン・ランスホット日本国名誉総領事(当時)、ネイラントNFIA経済省企業誘致局長らも参列し、オランダ産業・雇用者連合(VNO-NCW) 会長でDUJAT名誉委員のハンス・デ・ブーア 氏より、オムロンヨーロッパCEOの臼井裕之氏、大森ヨーロッパのユルン・ムルダー氏に、出島をかたどったトロフィーが贈られた。

 新規部門受賞の大森ヨーロッパは、食品、医薬品など包装用機械および包装関連機器の設計、製造、販売をてがける大森工業株式会社(本社=埼玉県越谷市)のオランダ現地法人。もともと30年以上にわたって大森工業の欧州代理店であったセロ社(Selo B.V.) を2015年6月に友好的株式取得した。その際には、セロの技術者たちが大森工業包装機械の精巧なミニチュアを造り大森工業へ記念贈呈するなど、両者の信頼関係の深さがうかがえる。今回の受賞は、こうした長年の信頼関係に基づいた海外進出形態であることに加え、今後のシナジー創出が大いに見込めることが日系企業のオランダ進出における好事例として高く評価されたもの。

 一方、永年部門受賞のオムロンヨーロッパはオムロン株式会社(本社=京都市)のオランダ現地法人で、制御機器の製造・販売、車載電装機器、健康機器や電子部品の販売、欧州地区関係会社の統合管理事業を広く展開している。1974年にオランダ進出を果たし、1986年には欧州統括本社(Omron Management Center of Europe B.V.)を設立。ホーフトドルプ(Hoofddorp)に欧州統括本社を含むオムロングループ拠点、オランダ南西部ノールト・ブラバント州デン・ボスには生産拠点を構えている。さらに2002年には欧州物流拠点をオランダへ集約し、サプライチェーンの効率化をはかるなど、欧州事業の要としての長年の活動が評価された。

 「出島オランダ賞」は、日蘭の経済関係強化を目的として日蘭の有力企業がメンバーとなる非営利経済団体で1983年創立の蘭日貿易連盟(DUJAT)とオランダ経済省企業誘致局(NFIA)により、2007年に創設されたもので、2年ごとに、オランダに進出した日本企業の中から活躍が顕著な「新規」と「永年」の2部門で各1社を選出し、「出島オランダ賞」を贈るもの。 

選考は、NFIAのオランダ各州・地域を代表するパートナー機関のネットワークが推薦する候補企業について、経営者、経済界有識者からなる選考委員会の合議で決定する。オランダへの経済的インパクト、新規性、投資規模、社会的貢献や業界での地位、オランダ産業界との交流などの審査項目が総合的に評価される。 これまで、2007年は富士フイルムと日立建機、2009年はテイジンと積水S- Lec、2011年はアステラスとメニコン、2013年はキヤノンとコベルコ建機が、それぞれ受賞している。

 

(2015/12)
Source: DUJAT 
http: //www.dujat.nl/