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2011

三菱エンジニアリングプラスチックス
欧州テクニカルセンター開設

エンジニアリング・プラスチックスの総合メーカー、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(=MEP)(本社=東京都港区、三菱ガス化学と三菱化学の各50%出資の合弁会社)は2010年6月、オランダ南部リンブルグ州シッタルド・ヘレーン(Sittard-Geleen)にある「ケメロット・キャンパス(Chemelot Campus)」に、欧州テクニカル・センター(MEP Europe BV Technical Center)を開設した。

同センターは、広範囲な研究開発やテスト、アプリケーション・サポート、新製品開発を中心に、欧州全域の顧客に対する迅速な技術サービスを可能にする拠点として機能する。MEPの技術サポート網はすでに世界的な拡充を見ているが、今回新設の欧州テクニカル・センターは、日本、アジア(タイ、上海)に続くもの。これら拠点がシームレスに相互連携することで、より広範で高付加価値のサポートが可能となるとしている。

同テクニカル・センターのファン・ハーティングスフェルト(Dr. Edwin van Hartingsveldt)所長は、Chemelotの地理的中心性と足の便、幅広い分野を網羅する秀逸な独立系研究機関などへのアクセスの容易さなどから、この地が選定されたと語っている。「Chemelotは、ポリマーに関する広範なノウハウ、技術研究インフラを備えたオープン・キャンパス。これにより、ハイレベルな分析やテスト能力、リサーチやRE ACH、IECなど規則関係にも、Chemelot に揃っている専門知識の活用が容易に可能になるため、企業としては自社の顧客に特化した
イノベーションに専念できる」と言う。

また、MEPの100%子会社MEP Europe GmbH(デュッセルドルフ)の北原隆寿社長は、「欧州テクニカル・センターの開設で、拡大中の欧州顧客にいっそう密接な技術サポートが可能となり、このほどMEPがDSM社の事業グループDSMエンジニアリング・プラスチックスから取得したポリカーボネート(ザンターXantar )事業を含め、すべてのME P顧客に、将来に亘って高付加価値なサポートを提供できる」と語っている。

 

出所:Mitsubishi Engineering-Plastics
http://www.m-ep.co.jp/
(2010/10)

ケメロット(Chemelot)

マテリアルサイエンス、ライフサイエンス分野の西ヨーロッパを代表する化学工業複合施設。北西ヨーロッパ市場の中心部にあり、優れた各種インフラと輸送交通網を備えている。欧州屈指のマーストリヒト大学のキャンパ
ス( C h e m e l o t C a m p u s )と工業用エリア( C h e m e l o t  Industrial Park)から成る複合施設で、原材料、ユーティリティー、施設、イノベーション能力を完備しているため、研究開発、技術系スタートアップ企業、化学プラントなどが集まっている。さらに、「ケミカル・イノベーション・コミュニティー」として、人材、企業、教育機関、研究機関が、知識を共有し、創造的な協力をしていることでシナジーが高まり、イノベーションに結びつき、ビジネス成長が加速される、としている。Chemelotのさらなる発展のため、リンブルグ州、DSM社、マーストリヒト大学/マーストリヒト大学メディカルセンターは2010年、パートナーシップを締結している。Chemelotにはすでに国内外の44社が進出。日本からは2007年、積水化学工業株式会社(本社=大阪市北区)が進出、合わせガラス用中間膜の原料樹脂(PVB)の生産工場を置いている。

http://www.chemelot.nl/