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信越化学
PVC工場増設で欧州塩ビ事業を大幅拡大

信越化学工業株式会社(本社=東京都千代田区)は、塩化ビニル樹脂(PVC)の欧州生産・販売拠点である100%子会社のシンエツPVC社(Shin-Etsu PVC B.V.ロッテルダム)のペルニス(Pernis)工場で、その塩化ビニル樹脂生産能力を、現行年産35万トンから45万トンへ増強することを決めた。工事は近々着手した後2段階に分けて進め、2006年10月の完成を予定している。今回の増設計画に対する投資金額は、50百万 Euro(約70億円)。

信越化学は1999年末、シェル・ケミカルとアクゾ・ノーベルが保有していたVCM/PVC事業を買収し、2000年1月よりシンエツPVC社として、生産・販売を開始。欧州では今後もPVCの需要が伸びる見込みから、今回の増設に着手する。シンエツPVC社の現在の生産能力は、生産を委託しているフィンランドNeste社の9万トンを含めて年産44万トン。今回オランダのPVC工場を拡充しさらに生産効率を上げることで、シンエツPVC社としての生産能力を年産54万トンまで増強する。欧州ではPVCは上下水道用パイプ等に加え、省エネ対策用として断熱性が求められる窓枠などで今後も堅調な伸びが見込まれている。同社は過去4年間ほぼフル生産・販売を続けてきており、今回の増設後にもさらなるPVC増設も視野に入れているとしている。

同シンエツPVC社では、一昨年11月には、ロッテルダム・ボトレック(Botlek)にあるVCM(塩化ビニルモノマー)工場の生産能力も、年産50万トンから62万トンへと増設した。信越化学は、米国、欧州、日本の三極体制でPVC生産を行っており、生産能力は現在合計323万トンに達する世界最大のメーカーである。

http://www.shinetsu.co.jp

掲載日:2005/1


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