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信越化学
欧州塩ビ事業拡大

信越化学工業株式会社(本社=東京都千代田区)は1999年12月末、かねて交渉を進めてきたシェル・ケミカル社とアクゾ・ノーベル社との間で、塩化ビニル事業の買収契約に調印した。今回買収したロビン社(Rovin B.V.)は、シェル・ケミカルグループとアクゾ・ノーベル社のジョイントベンチャーで、ロッテ工場を置き、塩ビモノマー50万トン/年、塩ビポリマー40万トン/年の生産能力を持つ。これにより、同グループの塩ビポリマー年間生産能力は欧州で55万トンとなり、日本55万トン、米国145万トンと合わせ計255万トンと、2位以下を大きく引き離して世界最大の塩ビメーカーの地位を固めた。塩化ビニルは五大汎用樹脂のひとつといわれており、その優れた物性、加工性、経済性に加えて、環境への貢献など、総合的に優れた樹脂として、給排水配管、建築材料、医療材料として広く使われ、今後も堅調な伸びが見込まれている。昨年来の塩ビ市況の世界的な回復もあり、同社の事業体制の再構築は早くも成果を上げている。ロビン社は同社が買収後、「シンエツPVC(Shin Etsu PVC B.V.)」「シンエツVCM(Shin Etsu VCM B.V.)」としてスタートしたが、早々に黒字に転換した。同社では今後ロッテルダム工場を更に拡充る意向である。

出所:オランダ産業投資ニュース 69号/2000.7   


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