三菱自動車
スキポールライクに新しい欧州本社ビル
三菱自動車工業株式会社(本社=東京都港区)はこのほど、欧州三菱自動車(=MME、Mitsubishi Motors
Europe B.V.)の新しい欧州本社を、アムステルダム国際空港スキポールに隣接したスキポールライク(Schiphol-Rijk)に、2003年1月移転した。
三菱自動車の歴史は1870年に遡る。前身は同年設立の造船会社、三菱重工業の自動車事業部で、日本で最初の生産ライン乗用車である三菱モデルAを開発したのは1917年のことであった。1970年には三菱自動車として独立し、ヨーロッパへの進出を開始した。
「2002年12月に、欧州での総販売会社Mitsubishi Motor Sales Europe B.V.(=MMSE、アムステルダム)を、事業統括会社Mitsubishi
Motors Europe B.V. (=MME、アムステルダム)に統合し、新MME(資本金約8,300万ユーロ=約103億円)が誕生しました。欧州事業を、より統一感のある、論理的でスリムな構造にすべく、1年間にわたって再フォーカス、再評価、再編成を行なってきましたが、この統合はその集大成とも言うべきものです。それに合わせて、三菱の乗用車、部品、アクセサリーの、欧州での販売、物流のための拠点となる新しい本社ビルも求めていたのです」と語るのは人材・設備担当ジェネラル・マネジャーのクリス・トゥハルト(Chris
't Hart)氏である。
「5,000m2の新社屋では、世界各国から集まった290人の社員が働いています。欧州本社には日本からも多くの赴任者がいますし、ヨーロッパ各国からディストリビューターや顧客が訪れますから、世界各地と結ぶ航空路線やロジスティクス網の完備した国際空港の近くに立地することは必要条件だったのです。その意味で、スキポールは当社のニーズを十分に満たしています」とトゥハルト氏は続ける。
三菱自動車は現在、カリスマ(Carisma)とスペーススター(Space Star)の乗用車2モデルを年間7万台、オランダ南部ボルン(Born)のネッドカー(NedCar)工場で製造している。親会社の三菱自動車との間で国際提携を拡大する一方で、ダイムラー・ベンツとジョイント・プロジェクトを進めており、三菱とスマート(Smart)の新型コンパクトカーの生産が、2004年初めにはネッドカー工場で開始される。今後数年の間に14の新モデルが相次いで発表される計画で、市場シェア拡大とモーター・シーンの新しいトレンドを引き起こすものと期待されている。
www.mitsubishi-motors.co.jp
出所:オランダ産業投資ニュース 76号/2003.8.26
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