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三菱重工
ターボチャージャ増産、オランダ工場の大幅拡張

三菱重工業は、欧州向け生産拠点である、フレボラント(Flevoland)州アルメーレ(Almere)市の子会社「MHI Equipment Europe B.V.」(=MEE)に約17億円の設備投資を行って、車両用ターボチャージャ(過給機)を大幅に増産する。これにより、2004年6月には、現行の年間供給54万台から24万台増え、78万台の供給体制を整えることになる。

世界的な排気ガス・CO2規制強化により、車両用エンジンの燃費改善・排気ガス低減が求められる中、ターボチャージャの世界需要は拡大基調にあり、早急な需要増加への対応が必要となっていた。とくに欧州市場では2005年から導入予定の「EURO IV(現行EURO IIIのNOx値5kg/KW・hが3.5kg/KW・hと30%削減)」対応で、急激にターボチャージャの需要が増加している中で、今般フランスのプジョーS.A.向けに1600ccディーゼル・エンジン乗用車用のターボチャージャ供給契約を締結。2004年6月から供給を開始し、最大50万台を供給する計画。こうした需要増加に対応するため、アルメーレのMEE内に新工場を建設することになったもの。延べ床面積6,336m2の新工場は、MEE所有の遊休地に建設中で、新たに約50名の従業員を追加する予定。

三菱重工のオランダ進出はすでに70年代から。1978年には、フォークリフト販売・部品センターとしてMHI Forklift Europe B.V.を、1980年にはディーゼル・エンジンの販売会社MHI Samofa Diesel B.V.を設立。1988年にはこの2社を統合して新たにMHI Equipment Europe B.V.(=MEE)を設立、フォークリフト、エンジン等量産品の欧州拠点として、現地生産の可能性をにらみながら、機能を集中させた。

1992年には、MEEからフォークリフト部門を切り離して新たに設立したMitsubishi Caterpillar Forklift Europe B.V.(=MCFE)の新工場が稼動してフォークリフトの現地生産が開始された。一方、エンジンおよびターボチャージャの販売を行ってきたMEEは、1995年にカーエアコンの現地生産をスタート。さらに、1996年にはターボチャージャの本格生産を開始した。

現在、アルメーレの拠点では、MEE、MCFEあわせて、敷地面積1,119,600m2に、工場延べ床面積37,100m2、従業員700人規模に達しており、今回の拡張で、工場面積43,400m2、従業員750人規模になる。

www.mhi.co.jp

出所:オランダ産業投資ニュース 76号/2003.8.26   


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