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マースフラクテ2
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第一世代 |
第二世代 |
第三世代 |
第四世代 |
第五世代 |
第六世代 |
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喫水 |
9m |
10m |
11.5m |
14.3m |
14.5m |
16.10m |
幅員 |
24.5m |
27.5m |
32m |
40m |
42.5m |
46.55m |
TEU数 |
1,500まで |
3,000まで |
4,500まで |
6,600まで |
9,000まで |
10,000まで |
ロッテルダムのため、オランダのため、そしてヨーロッパ全体のために
ロッテルダム港は国際貨物物流の要衝であり、ヨーロッパの物流センターであり、大規模工業の拠点でもある。「主要港(ロッテルダム港およびスキポール空港)の拡張」がオランダ政府の政策の中核と見なされているのも当然のことと言えよう。ロッテルダム港は直接間接に大きな付加価値と雇用を生み出しており、地域のみならず、オランダの国全体に利益をもたらしている。そして何よりも、ヨーロッパ経済に果たす役割は大きい。多くの物資がロッテルダムを通ってヨーロッパに流入し、またヨーロッパから世界に向けて運ばれているのだ。
ロッテルダム経由で輸送される貨物量は増大する一方で、ここに立地を求める企業はますます増えている。マースフラクテ2の建設が必要な理由はまさにそこにある。ロッテルダム港は、この地域、オランダのみならずヨーロッパ全体の経済を支える不可欠な存在だからである。
建設は段階的に
マースフラクテ2は、現在のマースフラクテと直結する構造になる。建設方法としては、まず海中に堤防を築き、その中に砂を注入するという手法で、新たな土地を造る。
建設は段階を追って進められることになっている。非経済的な投資を避け、不要不急な土地を造成するのを防ぐためと、環境リスクを低減させるためである。これによって建設コストは逆に増えてしまうが、段階分け(およびその実施方法)の最終決定は、市場需要、環境への厳密な影響度、工事入札事業者の提案などを考慮して行なわれる。
埋め立て作業は、北海部分に硬軟の堤防を敷設することによって行なわれる。海浜と砂丘が堤防のソフト部分を、自然石とコンクリートブロックがハード部分を形成し、その中に基礎が築かれる。必要な砂は海沿い(または海中)地点で調達されるが、港湾内の掘削による砂も充当する。埋め立て総面積は2,000ヘクタールに及び、半分はインフラ部分(堤防、水路、港の内湾、鉄道、道路など)で、残りがビジネスエリアとなる。
入居希望企業の要望に応える柔軟性が、マースフラクテ2建設の大きな特徴となっている。企業は、自社の立地場所について活発な議論に参画できるため、自社にとって最適なレイアウトを実現する保証が得られる。
数世紀に亘る拡張の歴史
1400−1800年 |
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1800−1900年 |
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1920−1940年 |
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1946−1960年 |
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1960−1970年 |
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1970年−現在 |
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2008年以降 |
ハイクオリティーなビジネスサイト
マースフラクテ2により、既存の港と工業エリアを直結し、喫水20メートル(66フィート)の大型外洋船が接岸できる埠頭に隣接する約1,000ヘクタールの工業用サイトが新たに出現することになり、ロッテルダム港の20%の拡張となる。超大型外洋船でも1日24時間いつでも接岸可能。ヨーロッパでこれだけの条件を備えた港はほかにはない。その意味で、マースフラクテ2は、ヨーロッパ市場のまさに中心の地で、ユニークな立地を提供するといえる。したがって、対象企業として、コンテナ荷役会社、コンテナ関連物流事業者、化学メーカーなど、大型外洋船舶が港湾で直接荷役作業をする必要のあるビジネスが想定されている。
マースフラクテ2の開発は、持続可能なビジネス・ゾーンという原則に沿って行なわれている。環境、産業の集積、スペースの最大活用、商業地と企業の景観との調和などの配慮は、こうした原則から生まれてきたものである。
完璧なアクセシビリティ
外洋および内陸水路からマースフラクテ2への船舶によるアクセスは、現在のマースフラクテのヤンツェハーヴェン(Yangtzehaven)経由となる。そのため、ヤンツェハーヴェンが位置する内湾を600メートル(約2,000フィート)へと拡幅、水深も20メートル(66フィート)へと掘り下げる工事が進行中である。これによって、超大型外洋船でも接岸できる最高のアクセシビリティが実現することになり、荷役所要時間が大幅に短縮される。マースフラクテ2は、ロッテルダムとドイツ以遠を直結する特別貨物専用の鉄道ベートゥウェ・ルート(Betuwe route)の発着点であることなど鉄道、トラック、パイプライン輸送との接続も申し分なく、ヨーロッパの内陸部各地との連絡も完璧である。
大規模構想の一環、経済と環境のための幅広いパッケージ
マースフラクテ2の建設は、それ自体大規模プロジェクトであるが、さらに大規模な構想の一環で、埋め立て事業は主要港の拡張と地域の社会環境の改善を目的とする幅広い施策の一部に過ぎない。それが、5つの省と南ホラント州(Province of South Holland)、ロッテルダム市地区(Rotterdam City District)、ロッテルダム市(Rotterdam Municipality)が1997年に協同で発足させたPMR(Project Mainportontwikkeling Rotterdam:主要港開発ロッテルダム・プロジェクト)である。
政府当局はPMR構想を通じて、港を増強するとともに、この地域の生活環境の質を向上させ、経済と環境の調和を図っている。PMRは、次の3件のプロジェクトで構成されており、それらを同時に実施することで最終的に合意が成立している。
| マークフラクテ2 | |
| 現在のロッテンダム地域プロジェクト | |
| 750ヘクタールの新しい自然・レクリエーション地域 |
・マースフラクテ2の建設(建設過程で失われる恐れのある自然地区を補償するための広範な措置を含む)
・現在のロッテルダム地区プロジェクト。スペースの有効活用と社会的環境の改善を目的とする、既存の港湾や工業地区におけるさまざまなプロジェクトの実施。
・750ヘクタールの自然・レクリエーション地区の新設。
これらのPMRプロジェクトは、たがいに密接に関連しており、ロッテルダム港はマースフラクテ2の建設に責任をもち、ロッテルダム市は既存の港湾と工業地区におけるプロジェクトの実施を受け持ち、南ホラント州は、新自然・レクリエーション地区の建設に責任を負っている。
組織とスケジュール
マースフラクテ2第一次進出事業者の選定のための公開アセスメント手続きが策定されている。情報請求、提案要請、交渉の3段階からなっており、コンテナ部門の第一次事業者選定作業は2005年初めに開始された。
マースフラクテ2の事業主体はロッテルダム港湾局(Port of Rotterdam Authority)で、同局内に「マースフラクテ2・プロジェクト組織」が設置されている。
進行中の入札手続きは、設計・建設部門。建設業者は(堤防などの)設計と埋め立て工事の双方に責任をもつ。建設開始は、すべての手続きが終わった後の2008年になると見込まれている。その4年後には、第一号企業が事業を開始する予定。
・2005年6月末まで 候補企業の事前選定 (結果:15社)
・2006年末まで 資格審査と選定
・2007年末まで コンテナ企業1−2社と条件を詰めて、契約に調印
・現在−2008年 手続きと意見聴取の終了
・2008年 建設開始
・2012-2014 第一号企業が操業開始
環境への配慮と尊重
マースフラクテ2は、環境と自然景観に十分な敬意を払うため長期にわたって事前に徹底的な検討が加えられた。埋め立てによる環境への影響は最小限に抑えなければならず、船舶による港へのアクセスが損われることは許されない。そして、周辺地域の安全はあらゆる面で保証されなければならない。
マースフラクテ2の立地と設計は、海流に対する影響を最小限に抑えたものとなっている。これによって、マースフラクテ2の北側の海岸線はそのまま残されるなど、可能な限り海洋環境に手を加えないよう配慮されている。大規模な海洋保護区(25,000ヘクタール)が埋め立てエリアの南側に計画されている。新たな砂丘に生まれる予定だ。補償施策案はヨーロッパ規則(鳥類・生息地に関するガイドライン:Bird and Habitat Guideline)に従ったものである。そして、船舶は以前と変わらず、1日24時間、何の制約も受けずにロッテルダム港に出入港できるのである。
環境保護と船舶の安全運航は、当然のことながらマースフラクテ2の建設にあたって最優先される。例えば、堤防、海底や水路の土砂の堆積を防がなければならない。
環境への影響に関する報告書
オランダで実施される大型インフラ・プロジェクトの例にもれず、マースフラクテ2でもその実施に先だって、環境への配慮を保証するEIA(Environmental Impact Assessment: 環境影響評価)が行なわれた。マースフラクテ2は、その建設と配置に、それぞれのEIAが必要とされている。建設EIAは、埋め立て工事とそれに伴う土砂の掘削の影響を評価するもので、自然への影響を補償する範囲についても厳密に規定されている。区画計画EIAでは、周辺地域と内陸部への港湾と産業活動の影響がすべて示されている。
ロッテルダム港 − 2004年
・ロッテルダム港の貨物取扱量(2004年) 3億5,200万トン数字で見るマースフラクテ2
・マースフラクテ2総面積: 約2,000ヘクタール
・工業用エリア: 約1,000ヘクタール
・うち、コンテナ・ターミナル用エリア 625ヘクタール
・うち、化学工業用エリア 210ヘクタール
・うち、物流事業用エリア 165ヘクタール
・シーレーン深さ 最大20メートル
・港湾面積の拡張率: 20%
・建設費用: 29億ユーロ
・堤防(石やコンクリートによるハード部分): 約4km
・堤防(砂浜や砂丘によるソフト部分): 約8km
・砂の必要量(総量) 3億2,500万立方メートル
(うち、5,000万立方メートルは港内掘削工事により生じた分を充当)
・入港可能船舶の喫水: 20メートル
・進入水路の幅員 600メートル以上
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