Food for Thought 特集:体重管理への取り組み

― オランダ・フード サイエンス最前線 ―
食の最新技術開発ニュース 第1号   (日本語概要版)

『Food for Thought』について

ニュースレター『Food for Thought』は食品業界の中堅幹部の皆様向けに制作され、オランダ国内のアグロフードの活動や進展について定期的にレポートする。『Food for Thought』では、記事やオーバービューおよびホワイトペーパーなどを通して、オランダで今展開されている食品技術やイノベーション、研究開発の概要 を伝える。

 

特集:体重管理への取り組み

 

ニュースレター『Food for Thought』第1号では、体重管理を中心テーマに取り上げる。太りすぎや肥満は世界的な問題となっており、現状のままで身体を特に活発に動かさなくて も健康的な体重を維持できるような食品が求められている。当サイトでは、この分野でのオランダの優れた研究成果を紹介する。オランダを合言葉に、ビジネス チャンスを広げ、イノベーション・プランを練り上げていただきたい。

「体重管理のさまざまな側面を理解すれば、フード業界の選択肢が増える」

 

肥満の問題に的を絞った独自のアプローチ

「食事(Diet)、肥満(Obesity)および遺伝子(Genes)」を縮めた用語「ディオジーンズ(Diogenes)」とは、食事の視点か ら肥満の問題に狙いをつけた世界最大規模のプロジェクトである。マーストリヒト大学(Maastricht University)ウィム・サリス(Wim Saris)教授を座長(Executive Director)とする「ディオジーンズ・チーム」は、食事、遺伝子、生理学、心理学およびフード・テクノロジーに関する研究を統合させることによっ て、さまざまな学際の壁を越えた多角的な国際研究を行ってきた。

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カロリー摂取を減らして満腹感をえる

NIZO食品研究所(NIZO Food Research)の広報担当マネージャー(communication manager)であるヘンドリク・プリンス(Hendrik Prins)氏は、「肥満の問題はひとつの戦略に従うだけでは対処できない」と言う。「NIZOでは、フード・テクノロジー分野で貢献しています」。オラ ンダ・フードバレー(Dutch Food Valley)の中心に位置するNIZOは、そのノウハウを世界で展開している。

画期的な食品で「グロービシティ(Globesity)」と闘う

ワーヘニンゲン大学研究センター(Wageningen University and Research Center)では、「食、栄養および行動」に関する最先端の研究開発プログラムが実施されている。年間5000万ユーロの研究資金が投入され、ワーヘニ ンゲン大を代表する研究・教育分野の一つとなっている。

たんぱく質の種類が重要

マーストリヒト大学人間生物学科(the Department of Human Biology at Maastricht University)教授で、食品栄養学先端研究所(TOP Institute Food and Nutrition = TIFN)のプロジェクトリーダーでもあるマルグリート・ウェスターテルプ=プランテンハ(Margriet Westerterp-Plantenga)教授は、体重管理の分野で名の知れた研究者である。

多方面で肥満と闘う

オランダ応用科学研究機構(TNO)では、肥満という複雑な問題に取り組むには政府や医療の専門家、業界、研究者など多くの機関が関係することが大変重要であると考えている。

HiFri©によるスナック革命

チップスなど、さまざまな種類のスナック菓子では、たっぷりの油で素材を揚げるという方法が一般的だ。しかし、この調理方法は評判がよろしくない。製品の脂肪分が高くなるだけでなく、不適切な処理を経て品質の悪化した揚げ物油が使用されることが多いからである。

体重管理に向けた脂質のイノベーション

太りすぎの人がこれまでになく多い現代。太りすぎると、自己に対するイメージに支障をきたすこともある。だが、それ以上に問題なのは、大きな健康リ スクを背負い込むようになることだ。太りすぎによる健康への脅威を抱えた人たちが増え続ける中、体重管理の取り組みを支える食品の市場は急速に拡大してい る。

IFT年次総会/フードエキスポ ザ・ベスト・オブ・フード・シンキング2009

(IFT Annual Meeting + Food Expo, The Best of Food Thinking 2009)
(アメリカ・カリフォルニア州アナハイムコンベンションセンターにて)に参加

「IFT年次総会/フードエキスポ」とは、毎年開催される世界最大のフード・サイエンス会議¥展示会である。毎年2万人以上の食の研究者や納入業者、販売 業者などが世界各地から参加する。多様化するアメリカのフード・サプライの裏には、それを支える消費者や栽培農家、製造加工業者、行政当局、研究者らの存 在がある。このイベントの魅力は、そんな彼らの心を動かす食のイノベーションと情報のいわば“駆動エンジン”に必ず出会えることだ。

オランダ食品業界ネットワークへのリンク

 

オランダ・フードバレーについて

知識、起業家精神、そしてイノベーションが成功のカギ。オランダ・フードバレーには、そのすべてがある。イノベーションにより競争力が加速する。起 業家を研究機関や政府に紹介し、逆に研究機関や政府を起業家に紹介する。研究開発プロジェクトやビジネスを立ち上げる。食についてもっと広く知ってもらう ―― これがオランダ・フードバレーの信条である。オランダ・フードバレーはその幅広いネットワークと多様なプロジェクトにより、ビジネスの最適化、見直し、拡 大を支援する。

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出所:オランダ経済省企業誘致局
(2010/09)

「Food for Thought」の第1号(2009/JUNE)は日本語概要版を作成しておりませんでしたが、遅ればせながら今回掲載いたします。