日本オランダ年2008-2009
日蘭外交150周年&日蘭通商400周年

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江戸時代から途切れなく続いてきた日蘭の交流は、2008年と2009年に記念すべき節目の年を迎えました。2008年は、日本、オランダ両国が正式に修交通商条約を締結してから150周年。そして、2009年は、1609年に徳川家康よりの朱印状を得て平戸で貿易が開始されてから400周年に当たります。両年をとおして、日本とオランダでさまざまなイベントや交流事業などが行われます。

なお、「日本オランダ年2008-2009」のマスコットキャラクターである親善大使(下)は、日本でも大人気のミッフィーの作者ディック・ブルーナによるオリジナルイラストです。

 

2008—2009年—— 日本オランダ年

日本とオランダ両国の長きにわたる友好関係において、2008年は1858年幕末開国時に徳川幕府がオランダと修好通商条約を結んで外交関係が樹立されてから150周年、2009年は徳川家康がオランダに公式な通商許可(朱印状)を発行して貿易関係が開始された1609年以来400周年という、歴史的節目に当たる二つの年。この意義深い両記念年を「日本オランダ年2008-2009」として、オランダで、日本で、興味深い展覧会、演奏会、シンポジウム、学術会議、パフォーマンスやアート、子供たちの交流など多種多様な記念事業や行事、イベントが続々と実施されている。政府、産業界でも訪問団が相次ぎ、人的交流も盛んに行われている。次にほんの一例を挙げる。

バルケネンデ首相、初の公式訪日——10月

  PM Balkenende

ヤン・ペーター・バルケネンデ(Dr.Jan Peter Balkenende)オランダ首相は、10月24日から27日まで、日本国の公賓として初来日した。この公式訪問には、ロナルド・プラステルク( Dr. Ronald Plasterk)教育¥文化・科学大臣が同行。首相とプラステルク大臣がそれぞれ議長と副議長を務める「イノベーション・プラットフォーム(技術革新会議)」のメンバーも同行して、日本の各方面と積極的な対話と交流を図った。

26日には、天皇陛下に謁見、鳩山由紀夫総理大臣主催の夕食会をはじめ、政界、財界人との会談などをとおして、日蘭両国のさらなる関係強化を確認した。

東京、大阪、京都では、在日オランダ企業や研究開発主導型の日本企業数社をそれぞれ訪問。とくに、技術主導で「ものづくり」の第一人者である日本企業の研究開発政策に関心があり、R & D 戦略や経営方針について率直な情報・意見交換をおこなった。

また、関東、関西地域の産官学の代表者らと親しく懇談したいとして、東京と京都でそれぞれ昼食会を開催した。日本企業のCEOらと懇談したバルケネンデ首相は、日本企業の進出を歓迎し、オランダのビジネス環境のさらなる充実を約束した。

秋篠宮同妃両殿下を迎えての400周年記念公式昼食会——8月

8月25日には、オランダ・ハーグで、マリア・ファン¥デル¥フーフェン(Maria van der Hoeven)経済大臣主催の400周年記念公式昼食会が開かれ、日本からは日蘭協会の名誉総裁でもあり、4度目の公式訪蘭となった秋篠宮殿下ならびに妃殿下、オランダ王室からはコンスタンティン王子殿下ならびに妃殿下が出席された。通商経済所管の両国政府関係者ほか、渋谷實駐蘭日本大使、400周年記念ロゴをデザインした「ミッフィー」作者のディック・ブルーナ(Dick Bruna)氏、在蘭日本企業やオランダ企業などビジネス関係者ら230名が出席して、400年の長い通商関係を祝い、その継続を確認した。

オランダ初の相撲公演——6月

オランダに進出した日本企業が構成する在蘭日本商工会議所が企画主催し、在オランダ日本大使館、オランダ経済省の協力で実現したのが佐渡ケ嶽部屋オランダ相撲公演「SUMO in Holland 2009」。佐渡ケ嶽親方以下、琴欧州関、琴光喜関、琴奨菊関、琴春日関ら関取りをはじめとする力士22名、行司、床山ほか佐渡ケ嶽部屋の総勢40名が、6月2日から7日まで訪蘭した。

相撲公演は6月5日、6日の2日間アムステルダムで行われ、連日7,000席を埋める満員御礼。稽古の説明、相撲の所作や技の解説、髪結いの実演なども行われ、オランダ相撲協会所属のチビッコ力士や日本人学校児童との対戦などで会場を沸かせた。初めて本物の力士やその力技を見て熱狂するオランダの観客の目前で、次々と熱戦が繰りひろげられた。対戦はトーナメント形式で行われ、1日目は琴欧州関、2日目は琴光喜関が、それぞれ優勝してオランダ公演を飾った。

 

(2009/10)