スキポール空港 - 100周年

1916年の開港からちょうど100年となったアムステルダムの国際空港スキポール(Schiphol)は去る9月19日、ウィレム・アレクサンダー国王陛下をお迎えして記念式典を行った。


 世界を飛び周るグローバル・ビジネスマンが投票する世界のベスト・エアポート調査を行う「ビジネストラベラーUK」誌で、26年間連続して「欧州のベスト・エアポート」の称号を手にしているスキポール空港は、各国の航空会社にとって、欧州内第1位のベンチマーク空港である。

 旅客数で欧州第5位、貨物量で欧州第3位。また、「空港コネクティビティー・レポート2016」でも、スキポールは、乗り継ぎ便数が最も多く、最も便利な空港として欧州第2位となっている。このように複数のランキングが示すとおり、アムステルダム国際空港スキポールは、欧州のゲートウェイ「表玄関」であり、グローバル物流のハブでもある。

 1916年9月19日、オランダ初の空港としてオープンしたスキポールには、オランダ空軍の飛行機3機が着陸。そして第一次世界大戦中はもっぱら軍用とされていたが、その後まもなく、航空交通量の増加に伴う1919年にはKLMオランダ航空が設立された。翌年5月にはKLM初の旅客便がロンドン〜アムステルダム間を飛び、定期路線が就航する。空港は拡大・繁栄を続けるが、第二次世界大戦が激化すると、重要拠点標的として完全に破壊されてしまった。

 オランダの主要空港であり続けるために、1949年から、スキポール空港は戦後の混乱の中で迅速に再建、大規模に拡張され、1951年12月には、ヨーロッパと日本を結ぶ定期路線のKLM第1便がスキポールからマニラ経由で羽田に飛んだ。

 スキポールはその後も着実な成長とともに拡大、拡張を繰り返し、現在、滑走路5本、年間の離発着数45万回、乗客5, 500万人・貨物180万トンを扱っており、6万5,000人を雇用している。世界95ヵ国の322都市とオランダとを結び、日本との直行便が、アムステルダム〜成田が週7便、アムステルダム〜関空が週5便、貨物専用便が週4便、就航している。

 スキポール空港は、将来世代のニーズを常に先取りしながら運営されており、グローバル輸送業界の主要なプレーヤーの地位を保っている。拡張の余地は200ヘクタール超。航空業界の進歩を促し、サプライチェーンにさらに利するため税関や業者間のシームレスな連携など、革新は歩み続けている。

 

(2016/9)
Source : Amsterdam Schiphol Airport 2015 Facts & Figures
http://www.schiphol.nl/