アムステルダム首都圏−人気の1077エリア

アムステルダム首都圏地域に存在する企業数でみると、日本は米国に次ぐ第2の投資国となっている。日本企業は350社を上回っており、日本がこの地域の経済活動に重要な役割を担っていることが判る。

 そのためアムステルダム地域では、市長はじめAmsterdamin Business(アムステルダム首都圏地域を構成する、アムステルダム、アムステルフェーン/A mstel ve en、ハーレマメーア/Haarlemermeer、アルメーレ/Almereの4市共同による組織で、

ワンストップ・ショップとして企業誘致、事業設立の情報サービスを提供)などの使節団による日本訪問を定期的に実施して
いる。進出企業の日本本社への訪問や、進出済みの企業や計画中の企業向けの最新情報セミナーへの協力、個別ミーティング、レセプションなどあらゆる機会をとらえて、サービス向上、
より魅力的なサービス水準の維持を図るためだ。

 今年は、アムステルダム市のファンデルラーン市長、オロングレン副市長、アムステルフェーン市のファントフェルト市長など、日本企業、日本人居住者の多い地域のトップが率いる大規模な経済使節団が訪日する。今回の滞在中には、福井、大阪、兵庫、東京が訪問先となっており、文化、イノベーション、貿易、投資に関する幅広いプログラムが予定されている。外国企
業がその拠点としてアムステルダム地域を選択する理由は数多くあるが、中でもとくに評価が高いポイントは次のようなもの。

■多くの路線を接続し欧州で最も便利な空港の1つに選ばれる
スキポール空港への好アクセス: 

 欧州本社や欧州M&S拠点の立地として、また顧客に短時間でアクセスできることが求められる物流サービス提供会社の立地として、とくに重要な条件。
■有利なコスト面: 
 アムステルダム地域は、オフィスと雇用に関わるコストや生活コストのいずれにおいても、ロンドン、ドイツの数都市、ブリュッセル、パリなどの競合都市に比べ安価であることが、多くの指標から明らかになっている。
■有能な人材: 
 アムステルダムは180を超える国から居住者が集う真の意味での国際都市で、その多くが高水準の教育を受けている。英語、フランス語、ドイツ語などの複数の言語を使用できる従業員の雇用が容易で、イタリア語、ロシア語、中国語、日本語を使用する従業員の雇用も可能。
■良好な生活の質: 
 アムステルダムは生活環境が良好で、長期間滞在している外国人居住者が多い。買い物や職場での会話は問題なく英語ですむし、週末や休日には美術館めぐり、コンサート、スポーツを楽しむことや、自然に親しむこと、各国料理のレストランで食事を楽しむこともできる。日本人居住者にとっては、日本語対応の病院、歯科やスーパー、日本人学校、さらには美容院、床屋、などさまざまな場面で日本語が使える。

興味深いデータをご紹介しよう。オランダに拠点を置く日本企業のうち、70社あまりが郵便コード1077のエリアに立地し、うち約40社のコードが「1077 XX」になっている。1077はアムステルダム・ザウト(Amsterdam Zuid)地域を示すもので、スキポール空港から電車でわずか7分の距離にある。また、スキポール空港からアムステルフェーンのバスターミナルまでは、日本人に人気のアムステルフェーン在住者がよく利用する「Fastbus路線300」に乗れば、13分で行ける。しかもバスは専用レーンを走行するため、交通渋滞による遅延もない。そしてまさに、その1077エリアの中央に、「1077 XX」すなわち「WTC Amsterdam(ワールドトレードセンター・アムステルダム)」が存在するのだ。 WTCアムステルダムはA-Eのオフィスタワー5棟を、エントランス・サービスロビーを擁する中央ビルで結ぶ、一大コンプレックスで、小規模オフィスから国際コンファレンスまで、大小さまざまなスペース、さらにレストラン、カフェ、銀行、スーパー、トラベルエージェントまで、あらゆるサービスショップを備えている。近年はF、G棟を加え、さらにH、I棟も拡張オープンしている。 このように、さまざまなサービス・プロバイダーに囲まれた便利な環境を求めるなら、「1077」エリアがよい候補であろうう。

 

 

 

 

 

 

 

 

©Mirande Phernambucg

 

わが社がWTCを選んだ理由−−
三菱東京UFJ 銀行の場合

オランダ三菱東京UFJ銀行は1987年にアムステルダム・ザウトにあるWTCに移転して以来、28年間同じ場所で営業しています。

●このエリアの最大の魅力は、お客さまである日系企業がオランダ国内で最も多く集まっている地域であることにあります。

●また、地場の大手金融グループの本部や銀行協会、弁護士・会計事務所などの機関も多く集積していることも大きなメリットです。

 現在オフィスの移転を検討していますが、これらの魅力やメリットがあることから、引き続きこのエリア内のWTCに留まる計画です。


わが社がWTCを選んだ理由−−
キューピー・エッグ・ワールド・トレーディング社の場合

アムステルダムのWTCに拠点を設けることに決めた理由は5点あります。

●オランダ国内、EU域内への交通アクセスが大変便利であること。
 アムステルダムは他のEU諸国へのアクセスの中心的なロケーションであることに加え、列車・メトロ・バス・トラムといった公共交通機関が発達していることにより、国内外の移動が大変便利であること。
●英語だけでほぼ問題なくコミュニケーションがとれ、人事異動のある駐在員にとって現地語を学ぶ必要がないこと。
 アムステルダム中心部だけでなくオランダのあらゆる地域において、ほぼ全ての場面で英語によるコミュニケーションが可能であり、新たに現地の言語を習得する必要がないこと。これは定期的に人事異動のある企業の駐在員オフィスとして、非常に重要なことです。
●蘭日の長い通商の歴史に育まれた企業同士の強固な関係があり、ビジネス拡大のチャンスに恵まれていること。
 多くの日系企業が入居しているWTCは、スキポール空港から約10分、アムステルダム中心部へも約10分と交通の便が大変よく、かつ、不動産、銀行、通信など業務・生活を行う上で必要な企業も揃っています。また治安面でも比較的安全で、日本人コミュニティーにおける病院、保険、その他生活面でもよく整備されています。
●外国企業に対する様々な優遇税制が整備されていること。
 税制における様々な優遇措置もオランダに拠点を設けた理由の一つです。駐在員の所得税における30%ルーリング、日蘭社会保障協定による駐在員コスト低減、法人税率の低さなど、他の国々にはない魅力です。
●比較的治安が良く、日本人コミュニティーも充実していて生活しやすいこと。
 オランダと日本との長い友好的な歴史により、日系企業同士だけでなく日系企業とオランダ企業との強固な関係が築かれており、互いのビジネスチャンスを拡大する機会が豊富にあります。

WTC Amsterdam
http://www.wtcamsterdam.com/
(2015/09)