第39回日本賞 「イノベイティブ・メディア」部門最優秀賞
オランダ・サブマリン社制作の「アルツハイマーを知る」

第39回「日本賞」教育コンテンツ国際コンクールの発表、表彰式が去る10月25日に行われ、オランダ・サブマリン社制作の「アルツハイマーを知る(Alzheimer Experience)」が「イノベイティブ・メディア」部門で最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞した。


アルツハイマー病患者とその介護者、両者の生活の質を向上させるために開発された体験型ウェブサイト。アルツハイマー病患者の介護で生じる問題の核心は、患者が“現実だと認識している世界”と“現実”のギャップに対する介護者の認識不足であるという科学的研究結果に基づいている。

アルツハイマー病を、患者自身と周囲の視点の双方向で体験できるよう22場面で構成されている。メイン画面には、患者本人、家族、同僚、ケアマネジャーが登場しストーリーが展開する。画面の下に現れる人物アイコンを選択すれば、各人物の視点に立つことができる。とくに患者の視点では“現実だと認識している世界”をアニメーションで体験できる。医者のアイコンを選択すれば、専門医の状況説明とアドバイスを聞くことができる。
 

「日本賞」は1965 年にNHKの提唱で「教育番組国際コンクール」として誕生した。2008年からは、審査対象をテレビ、ビデオ、映画のみならずウェブや教育ゲーム、双方向コンテンツにも拡げ、世界各国からメディアの枠を超えた作品が多数エントリーしている。オランダ企業ではランジ・シリアス・ゲーム(Ranji Serious Games)社が、社員のプロジェクト・マネージメント能力向上のためのOJT研修用に開発したシリアス・ゲームで、「2009年日本賞・東京都知事賞」を受賞している。

(2012/10)
Source : NHK  http://www.nhk.or.jp/jp-prize/
http://www.submarine.nl/#!/project/the-alzheimer-experience/