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化学産業は、産業総生産の約18%を占め、オランダでは2番目に重要な産業セクターを形成しています。エチレン、プロピレン、アンモニア、ベンゼン、メタノール、塩素などの原材料および大量の中間生成物を含む基礎化学品分野で、きわめて強固な地位を占めていることが特徴です。基礎化学品の生産は、オランダ化学産業の総利益の約60%、EU全体の基礎化学品総生産量の10%以上を占めています。これが、合成繊維、プラスチック、樹脂、ゴムなどの生産をはじめとする広範囲の化学事業、また、可塑剤、香料、接着剤、コート剤、触媒、薬品用の先進的な中間生成物など、特殊な化学品にとっても、強力な基盤となっています。 化学分野の強力な集積、きわめて優れた、道路、航空、鉄道、内陸水路の輸送コネクションから、効率的な地下パイプライン・システム、化学品の貯蔵管理と物流のための最新のロジスティックスなどまで、先進の技術インフラをもつオランダは、化学企業に最も人気の高い国のひとつとなっています。同様に重要なことですが、オランダは、天然ガスと真空塩(vacuum salt)を豊富に供給する国でもあります。 また、国際的に活躍する企業にとっての有利な税制も、オランダに欧州本社やバックオフィスを置く企業が増え続けている理由となっています。オランダで大規模な活動をしている化学企業としては、アクゾ・ノーベル、ロイヤル・ダッチ・シェルのようなオランダ企業のほか、ダウ・ケミカル(Dow Chemical)、デュポン・ド・ヌムール(DuPont de Nemours)、リョンデル(Lyondell)、GEプラスチックス、エクソン・ケミカル(Exxon Chemical)、イーストマン・ケミカル(Eastman Chemical)、BASFなどの外国企業もあります。 オランダの化学産業は、プラント建設、有害化学製品の物流、廃棄物処理、R&Dなどの活動について、広範囲なサポートを得ることができます。R&Dのアウトソーシングについては、大学、TNO−オランダ応用化学研究機構や、ダッチ・ポリマー研究所(Dutch Polymer Institute)(企業とオランダ政府が共同で設立したもの)など、応用研究所、あるいはまた、DSMなどの多国籍企業の研究施設など、いくつかの選択肢が用意されています。 これらの理由により、日本のファイン・ケミカル企業の多くがオランダに生産拠点を設置しています。ファイン・ケミカルから、基礎化学品、そして医薬品まで、多様な例として、富士写真フイルム、東ソー、積水化学、信越化学、クレハ、アステラス製薬などがあります。 |
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