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ヤンマー株式会社(本社=大阪市北区)の本格的欧州進出は、部品の物流拠点の設置から始まった。 欧州への輸出が伸びるに従い、サービス、メンテナンスのニーズが拡大し、従来の特約店体制では限界が見えてきた。 このため、欧州内における部品の集中管理、輸送体制の確立が急務となり、1989年、オランダ・アルメーレ(Almere)に「ヤンマー・ヨーロッパ」を設立、欧州での事業展開を統括する欧州本部とすると共に、5000平米の部品センターを建設し、サービス部品の管理・物流をここに集約した。 同社の市場にとって、オランダの比重は大きなものではないが、物流のインフラが充実していること、「自主管理保税倉庫」の簡素で柔軟な保税制度が、欧州拠点をオランダに決定するキメテとなった。 1993年にはエンジンのディストリビューションセンターを同地に建設、製品の在庫を集中管理する一方、客先の仕様に合わせたアクセサリー類の艤装を開始して、加工物流、付加価値物流(VAL)の拠点としての機能を果たしている。 さらに、1996年にはエンジン組立工場を建設、小型船舶用ディーゼルエンジンの組み立て、塗装、仕上げ、製品テストを開始した。同社は「需要のあるところで生産する」を大方針として掲げており、欧州での現地生産も順次拡大し、現地部品調達率も引き上げていきたいとしている。
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