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東ソー

2つの合弁事業を成功に導いたイコール・パートナーとサイレント・パートナー

総合化学会社、東ソー株式会社(本社=東京都港区)が初の海外販売会社「トーソー・ヨーロッパ(TOSOH Europe B.V.)」をアムステルダムに設立したのは、1976年のこと。東ソー・グループ各社製品の販売、マーケティング活動の欧州拠点としてスタートした。同時に進めていたのが、「イコール・パートナー」としてのオランダ・アクゾ(Akzo)社との折半出資による合弁会社「デラミン(Delamine B.V.)」の設立。農薬、医薬、合成樹脂、界面活性剤などの原料として幅広く使われるエチレン・アミンの生産を目指し、東ソーの生産技術とアクゾの原料供給がピッタリ合致した合弁事業であった。フローニンゲン州デルフゼイル(Delfzijl)に工場を建設、1978年から生産を開始した。このプロジェクトの成功の陰には、オランダ政府、州、市の積極的支援も見逃せない。その支援は、政府を通じて開発公社の資本参加という形で行われた。北部オランダ開発公社(NOM)が株主として参加し、用地の取得、助成金の援助などさまざまな有形無形の支援を行う。しかし、経営にはいっさい口を出さない。いわば「サイレント・パートナー」としてスタートをバックアップし、同社が軌道に乗り、援助を必要としなくなった段階で株主を抜けたのである。

次いで1984年、東ソーは第2の合弁会社「ホーランド・スイートナー(Holland Sweetener Company V.O.F.)」を設立した。これもオランダ・DSM社との折半出資で、低カロリー甘味料「アスパルテーム」の製造販売会社である。本社をマーストリヒト(Maastricht)に置き、工場をへレーン(Geleen)に建設した。このプロジェクトにおいても、デラミン社の場合と同様、サイレント・パートナーとしてリンブルグ開発公社(LIOF)が全面的支援にあたった。

両社とも期待どおりの成長を遂げ、日本からの派遣を最小限に抑えた着実な現地化を果たしてきている。 また、ビジネスだけでなく、文化交流をはじめとするさまざまな面での交流にも力を入れている。デルフゼイル市と山口県新南陽市との姉妹都市提携の仲人となり、市民レベルでの親善交流を進め、企業留学生の交換、受入れにも積極的な役割を果たしている。

Delamine B.V.
所在地 Head Office:
Barchman Wuytierslaan 10, 3818 LH, Amersfoort
Delfzijl Plant:
Oosterhorn 8, Postbus 87, 9930 AB, Delfzijl
設立 1976年5月
従業員 71名
業務内容 エチレン・アミンの製造販売
URL http://www.delamine.com

Holland Sweetener Company V.O.F.
所在地 P.O. Box 258, 6160 AG, Geleen
設立 1984年4月
従業員 18名
業務内容 人工甘味料アスパルテームの製造販売
URL http://www.hollandsweetener.com

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