

株式会社東芝(本社=東京都港区)の医用機器部門が、代理店を使って欧州に進出したのは1970年、今から約30年前のこと。その後1981年の本格的販売網の構築に際し、現地法人をオランダに設立した。現在はこの「東芝メディカル・システムズ・ヨーロッパB.V.」を同社医用機器事業の欧州統括本社として、英・独・仏・スペイン・イタリア・スイスなどの10子会社と、代理店組織により、東欧、ロシ
アを含む欧州全域で事業を展開している。同社のミッションは、欧州における販売網の統括、物流、マーケティング、技術サポート、サービス教育や東芝本社への窓口機能である。
1993年にはズーテルメール(Zoetermeer)に新社屋を建設した。同社の製品は、超音波診断装置、X線撮影装置、CTスキャナー、MRI(磁気共鳴診断装置)、核医学診断装置など、ハイテク・高額なシステムが多く、長期間に亘るサポート・コミュニケーションが求められる。欧州展開にあたっては、信頼性・効率性のあるビジネス展開を重視することにより高い市場シェアを獲得している。
その中心にオランダを選んだ理由を、医用機器国際事業担当の綱川部長は、「ロッテルダム港、スキポール空港という2つのゲートウエイをもつ物流基地としてのメリットが第一です。また、英語でコミュニケーションができるインターナショナルな国民性、労働力の質の高さも評価されました」という。今後は、新製品を含むさらなる販売促進と、物流の効率化に取り組みたいとしている。
 |
Toshiba Medical Systems Europe B.V. |
|
 |
|