

株式会社クレハ(本社=東京都中央区)がオランダに進出したのは1973年。以来クレハロン・インダストリー(Krehalon Industrie
B.V.)は欧州食品用包装材の加工生産拠点とし、酸素バリア性・強度に優れたフィルムの加工と販売を主に行っている。同社工場では、多層収縮バリアフィルム、およびクレハロンフィルム(塩化ビニリデンフィルム)の押し出し生産から加工にいたる一貫生産体制を24時間で稼動させている。 オランダで生産された製品は欧州域内以外にも、ロッテルダム港を経由し現在では、中東、北部アフリカ、オセアニア、中米、中南米など44カ国へと、市場を拡大している。欧州を統括する、クレハ・ヨーロッパ(Kureha
Europe B.V.)は2007年よりアムステルフェーン(Amstelveen)に拠点を移し、今後のさらなるビジネスの拡大を目指している。 同社が進出した1973年当時、すでにオランダに自社の生産拠点を置く日系企業は数社のみであった。「世界に通用する独自技術による商品開発」を背景に事業を展開してきた同社にとって欧州における生産拠点の早期設立は、当時、欧州の市場ニーズに対応するための課題であった。食品包材加工メーカーとしての実績がある蘭社の働きかけと、物流の発達したインフラが確立されていることが主な要因となり、オランダ進出が決定づけられた。以来4半世紀、当初50人程度でスタートした従業員は、現在約4倍の規模になり、柔軟な労使関係のもとで順調に成長を遂げてきている。
「オランダの評価としては、優れた物流拠点であることに加え、従業員が英語に堪能でありコミュニケーションが取りやすいこと、数ヶ国語を操るマネージャーの採用が比較的容易であるという利点があります。また新しい技術・生産設備の導入にも前向きに対応できる従業員の存在は今後の発展に向け大きな力になるものと思います」
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Kureha Europe B.V. | |  |
 | Krehalon
Industrie B.V. | |  |
(2007/2)
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