

キッコーマン株式会社(本社=千葉県野田市)は、しょうゆ市場の世界的な広がりと共に、アメリカ、シンガポール、台湾に工場を建設、積極的な海外展開を図ってきた。欧州では1979年、ドイツに現地法人を設立、販売拠点を確立し、マーケティング活動を進めてきた。欧州市場の拡大をにらみながら、現地生産を検討、1995年、オランダ北部、ホーヘザンド・サッペメア(Hoogezand-Sappemeer)に工場建設を決定した。
欧州拠点としてオランダを選定したのは、物流の拠点としての優位性がまず挙げられる。物流インフラの整備、輸送業者の配送能力、物流情報の収集、資材の集荷などの点から、オランダが最適と判断された。これは、実際に稼働してから「期待通り、もしくはそれ以上だった」と、評価している。製品破損など輸送上のトラブルは極めて低いという。
次いで、勤勉で質の高い労働力が期待された。これも、実際に病欠率が低いこと、工場立ち上げ期の残業体制にも非常に協力的だったことなどで証明された。また、オランダ政府、州、関係機関の積極的で好意的な支援を受けたことも、オランダ選定の要因となった。
1997年には、しょうゆ、テリヤキソースの量産を開始、オランダ、ドイツ、英国、北欧を中心に順調に販売を伸ばしている。翌98年には設備の増強で製造能力を25%アップさせ、シンガポールから輸入していた欧州向け製品はすべてオランダ工場の生産に切り替えられた。今後は、販売体制を強化すると共に、欧州のニーズに合わせた商品の開発にも取り組みたいとしている。
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Kikkoman Foods Europe B.V. |
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