

株式会社デンソー(本社=愛知県刈谷市)の海外進出は、日本車の輸出が本格化する70年代にスタートした。1973年、欧州初の拠点をオランダに設立。80年代には欧州各国に次々と販売拠点を拡大し、90年代に入ると生産拠点が設立されて現地生産が本格化していった。これに伴い、1991年にオランダに欧州統括本部を設置、欧州全域の事業展開の戦略立案、総合的な調整にあたっている。現在、同社の欧州拠点は販売会社6社、統括ファイナンス会社3社、生産会社6社、従業員約3200名であり、製品の欧州販売は輸入と現地生産がほぼ50%ずつである。
オランダを欧州の中心拠点においたのは、「交通・物流の優位性、保税倉庫など税制上のメリット、それと英語の通じるコトバの問題」をあげている。
欧州における同社の物流は、オランダが統括管理している。販売会社には在庫を置かず、販売会社から受注した製品は直接オランダから顧客に納入される。しかし、物流の課題は欧州域内だけにはとどまらない。
資材調達をはじめ、より安く良いものを求めてコストダウンを図るには、世界的な規模のグローバルロジスティクスの構築が今後の課題である。また、より一層の現地化も挙げている。「日本電装」の社名から「日本」をとって「デンソー」と改めたのもそうした意図がある。そのためには日本のノウハウを理解する現地の人材、キーマンの育成が課題とされている。
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DENSO EUROPE B.V. |
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