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概観

欧州市場
欧州は、世界最大の消費人口をかかえる一大市場です。EU加盟27ヵ国の総人口は、4億9,300万人に達します。

つまり、欧州に拠点を構えることは、外国企業に大きな発展の可能性を提供する成熟した市場、そして利益を生み出す市場の38カ国7億人超の消費者に容易にアクセスできる、ということなのです。

アムステルダムからの距離
都市名 陸路(km) 飛行機での
移動時間(分)
アントワープ 161 40
アテネ 2,925 190
バーゼル 750 70
ベルリン 658 105
ベルン 843 90
ブリュッセル 214 35
コペンハーゲン 922 75
ダブリン 1,131 90
デュッセルドルフ 231 50
エジンバラ 1,204 115
フランクフルト 609 60
ヘルシンキ 1,955 190
リヨン 937 90
リスボン 2,310 200
ロンドン 535 65
ルクセンブルグ 411 75
マドリッド 1,809 155
マンチェスター 887 65
マルセイユ 1,249 105
ミラノ 1,082 95
モスクワ 2,452 200
ミュンヘン 834 80
オスロ 1,488 95
パリ 522 65
ローマ 1,662 130
ロッテルダム 76 20
ストックホルム 1,527 115
ストラスブール 609 85
ウィーン 1,152 140
チューリッヒ 828 75

EU加盟27ヵ国
ベルギー
ドイツ
フランス
イタリア
ルクセンブルグ
オランダ
デンマーク
アイルランド
英国
ギリシャ
スペイン
ポルトガル
オーストリア
フィンランド
スウェーデン
チェコ
キプロス
エストニア
ハンガリー
ラトビア
リトアニア
マルタ
ポーランド
スロバキア
スロベニア
ブルガリア
ルーマニア

欧州の表玄関
購買力のある4億9,300万人超の消費者を有する欧州市場には、どのようなアプローチが最適なのでしょうか。有望で、しかし難しいこの市場に参入するには、どのような方法がベストでしょうか。文化的にも、国民的、言語的にも相違を抱える欧州の環境は複雑です。消費者の嗜好やニーズも地域によって異なります。労働者の質が高く順応性に富んだ国もあれば、そうでもない国もあります。

最適なアプローチ、それは「欧州の表玄関」たる場所を拠点とすることです。

オランダは、欧州、中東、アフリカ、さらにその先の市場に進出するために理想的な立地条件を備えています。5,000社超の外国企業がオランダに事業拠点を設置して、オランダの有利なロケーションを活用しています。

オランダは、欧州で最も人口密度が高い国です。

北と西は北海に、東はドイツ、南はベルギーに面したオランダの面積は、4万1,500平キロで、おおよそ九州くらいの大きさです。オランダは海に面し、ライン、マース、ワールの西ヨーロッパ3大河川の河口に位置するため、古くから世界の貿易と商業の中継地点として重要な役割を果たしてきました。オランダの人口は約1,600万人です。

最大の都市である首都アムステルダム(Amsterdam)は、金融と文化の中心地です。またこの都市には、英国のビジネス誌「ビジネス・トラベラーズ(Business Travelers)」をはじめとする世界のビジネス誌によって、世界最優良空港のひとつに数えられたアムステルダム国際空港スキポール(Amsterdam International Airport Schiphol)があります。南に車で30分走れば、政府の所在地ハーグ(またはデン・ハーグDen Haag)に到着します。世界最大の港湾都市ロッテルダム(Rotterdam)までは、そこからさらに南に車で20分です。ロンドン、パリ、ブリュッセル、フランクフルト、ハンブルグ、あるいはルール地方(Ruhr)などの商工業の中心地までも、アムステルダムからは車で数時間あれば行くことができます。アムステルダムから半径500 km圏内には、約1億7,000万人が暮らしており、その人口密度は日本の首都圏やニューヨーク市のほぼ3倍に達します。

外国貿易が、これまで数世紀に亘ってオランダ経済の発展を牽引してきました。その経験と専門知識が、欧州連合(EU)に今でも好影響を及ぼし続けています。EU総人口のわずか4.2%を占めるに過ぎないオランダが、EUの総輸出の9.4%を占めているのです。また商品・サービスの輸出は、オランダのGDPの約60%を占めています。

オランダでは、EUおよびEU外の欧州諸国向け輸出が、総輸出の86%(1,130億ユーロ)を占めています。また、日本の欧州向け総輸出の約40%は、オランダを経由して欧州各地の最終仕向地に輸送されているのです。

オランダは面積では小さな国ですが、「欧州の表玄関」(Gateway to Europe)と称されるように、戦略的に有利な地理的条件を備えています。高密度に整備された輸送インフラ、簡略化が進んだ通関手続、保税保管施設など、オランダは「欧州の表玄関」としての確固たる地位を堅持しているのです。

欧州の表玄関という地位が、付加価値物流事業にとっても、理想的なロケーションにしています。単なる物流の拠点としてだけではなく、最終組立や試験、梱包、各種アフター・サービスなど、さまざまな生産工程やサービス活動と物流とを効率的かつ効果的に組み合わせる拠点として、オランダが他の国より有利であることを認識する企業が増えています。このような方法で、生産の最終工程を出荷直前にまで先送りすることで、欧州市場の需要に合わせて製品をより効率的にカスタマイズできるばかりでなく、欧州の顧客ニーズに対してより敏感に反応し、テイラーメイドな製品と最適化されたサービスという理想的な組み合わせを提供できるようになります。

オランダには、学界、地域社会および産業界の間の自由な交流と情報交換を促し、国内だけでなく国際的にも協力を奨励する、高度に発達した研究開発インフラがあります。オランダ政府は、大学と企業とを結びつける、プロジェクト志向の「技術革新研究プログラム」を実行しています。企業はまた、この種の研究機関としては欧州最大のオランダ応用化学研究機構(TNO)にもアクセスできます。

デジタル化された最新鋭の電気通信網を持つオランダは、欧州大陸最大のインターネット交換局であるアムステルダム・インターネット・エクスチェンジ(AMS-IX)があることで、欧州の物理的な表玄関であるだけではなく、欧州のデジタル・ゲートウェイにもなっているのです。

すでに約400社の日本企業が、生産拠点、あるいは欧州全域を対象とする物流センター、欧州 本社などをオランダに設立しています。三菱自動車富士フイルム、日産、積水キッコーマンヤクルト山之内製薬ヤマハなどですが、一般消費者になじみの深い企業だけでなく、部品や中間材のサプライヤーも多く進出しています。

オランダは、日本企業の進出を歓迎しています。NFIA オランダ経済省企業誘致局駐日代表部は、新規の進出企業にもすでに進出した企業にも、同様なサービスを提供して、欧州事業のよりスムーズな展開をオランダを核にして実現していただくためのお手伝いをします。

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